ワイン好きなら飲んでおきたい厳選イタリアワイン③【南部6州】
皆様こんにちは!
北部・中部・南部の3部構成のうち、今回で最終回となります。
前々回の『イタリア北部8州』と前回の『イタリア中部6州』をまだご覧になられていない方は、是非確認してくださいね!
今回は厳選おすすめイタリアワインの『南部6州』をご紹介していきます!
目次
イタリア南部6州
- カンパーニア州
- バジリカータ州
- カラブリア州
- プーリア州
- サルデーニャ州
- シチリア州
カンパーニア州
カンパーニア州は、イタリア南部のティレニア海に面した州で、州都はナポリです。
ポンペイやアマルフィなど有名な世界遺産があり、観光客が多いため、ワイン消費量も多い州です。
温暖な気候と火山性土壌に恵まれた土地はワイン生産に理想的な環境で、赤ワインのタウラージや白ワインのトゥーフォなどが有名です。
カンパーニア州のおすすめの一本はこちらです!
【赤】タウラージ・リゼルヴァ アンティコ・カステッロ
アンティコ・カステッロは、2000年にカンパーニア州アヴェッリーノに設立された若き生産者です。
良年にだけしか作られないタウラージ・リゼルヴァは、樹齢70〜80年の古樹からのぶどうを使用し、さらに法定熟成期間18ヶ月の2倍の36ヶ月間も熟成期間を儲けています。
そのため、力強いアタック感と熟成による複雑な味わいを楽しむことができるフルボディの赤ワインです。
また、厳しい生産基準を儲けているため、年間の生産本数は1,200本とごくわずかなので、非常に希少性が高いワインです。
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バジリカータ州
バジリカータ州は、イタリア南部の南東部をイオニア海、西南部をティレニア海に面した州です。
バジリカータ州は過去にはルカニアと呼ばれた地域で、古代ギリシャ人の植民地だった時代がありました。その時代にギリシャ人が黒ぶどうのアリアニコを伝え、バジリカータ州の主要品種に定着しました。
バジリカータ州のワインは、アリアニコが主体となった赤ワインが有名です。
バジリカータ州のおすすめの一本はこちらです!
【赤】レ・マンフレディ アリアニコ・デル・ヴルトゥレ
レ・マンフレディ社は、国内・国外のワイン市場において、地元ワインの普及と知名度向上に貢献しているワイナリーです。自社のワインにおいても、イタリアのガンベロ・ロッソ誌で最高評価のトレ・ビッキエリを獲得するなど、バジリカータ州のトップワイナリーとして評価されています。
このアリアニコ・デル・ヴルトゥレはベスト・ヴィンテージのみ生産されています。
インクやタールなどのとても深みのあるアロマに黒いベリー系やプラムなどの香りがあり、フルボディの味わいでありながら舌触りはシルキーであるため、飲み心地はエレガントな作りとなっています。
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カラブリア州
カラブリア州は、イタリアの南部に位置し、西はティレニア海と東はイオニア海に面しており、メッシーナ海峡を隔ててシチリア島に隣接しています。
古代ギリシャ人がイタリアを「ワインの大地(エノトリア・テルス)」と称賛した地で、カラブリア州ではぶどう栽培が積極的に行われています。
特に、チロがカラブリアを代表するワインで、古代オリンピックの勝者にはクリミサというワインが与えられていましたが、このクリミサがチロの祖先であるといわれています。
カラブリア州でおすすめの一本はこちらです!
【赤】ドゥーカ・サンフェリーチェ チロ・ロッソ・リゼルヴァ
リブランディ社は1953年創業の5代続くワイナリーで、エスプレッソ誌で最高賞を受賞するなどの実力により、「カラブリアといえばリブランディ」と言われるほど、カラブリア州を代表する生産者として有名です。
チロ・マリーナに所在するリブランディ社が、創業当初から所有しているぶどう畑に育つ樹齢40年ほどの古樹から収穫したチロの土着品種ガリオッポから生産されているのがチロ・ロッソです。
ブラックベリーやいちごのようなフレッシュな果実味にスパイシーなニュアンスがある複雑な味わいが特徴なミディアムフルボディの赤ワインです。
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プーリア州
プーリア州は、イタリア南部のブーツ型に例えた時のかかとにあたる部分に位置する州です。
東はアドリア海、南はイオニア海に面しており、温暖な気候と肥沃な平原が広がる地形から大農産地として有名で、オリーブオイルはイタリア全州中1位の生産量を誇っています。
プーリア州では、13世紀にフリードリヒ2世によって建設されたカステル・デル・モンテ城が有名で、この地で生産されるワインのカステル・デル・モンテも有名です。
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【赤】ヴィーニャ・ペダーレ カステル・デル・モンテ ロッソ・リゼルヴァ
カステル・デル・モンテを生産するトッレヴェント社は、1989年に創立されたワイナリーで、もともと古い修道院であった跡を修復され、樽の貯蔵庫やテイスティングルームになりました。
ガンベロ・ロッソ誌では9回もの最高評価トレ・ビッキエリを獲得するなど、プーリア州を代表するスターワイナリーです。
ブルーベリーやプルーンといった果実味と、花やローリエなどのスパイス香が感じられ、コクとフレッシュさを兼ね備えたフルボディの赤ワインです。
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サルデーニャ州
サルデーニャ州は、イタリアの西側に位置する島で、北側にはボニファシオ海峡を挟んでコルシカ島があります。
海に囲まれた地域のため、えびやマグロ、イワシなどの海産物が有名で、特にボッタルガという日本のカラスミに相当する加工品が特産物です。
サーディン(イワシ)は、サルデーニャが由来となっています。
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【白】マンチーニ・プリモ ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ
ピエロ・マンチーニ氏は、ガッルーラ地域の約90%のぶどう畑を所有する生産者で、1965年にワイナリーを設立しました。
90%所有するガッルーラで作られるワインはD.O.C.G.に指定され、人気が高まっているワインです。
ヴェルメンティーノ100%で作られるマンチーニ・プリモは、レモンなどの柑橘系のフレッシュ感にバニラやハーブ系の香り、キリッとしたミネラル感が特徴の辛口白ワインです。
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シチリア州
シチリア州は、イタリアの最南端に位置し、イタリアの全州中で最大の面積を持つ州で、地中海の島の中でも最大の島です。
東海岸に位置するエトナ火山はヨーロッパ最大の活火山として有名です。地中海のほぼ中心に位置していることから、要衝としてさまざまな国に支配されてきました。
シチリア州のワインは、酒精強化ワインのマルサラと赤ワインのチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアが有名です。
シチリア州のおすすめの一本はこちらです!
【白】マルサラ・スペリオーレ ガリバルディ・ドルチェ
ガリバルディ・ドルチェを生産するペッレグリーノ社は、1880年にマルサラの地に創業し、現在まで続く老舗ワイナリーです。
ペッレグリーノが生産するワインの半分はマルサラ、残りは土着品種を中心とした日常消費ワインとされています。
ペッレグリーノの歴史はマルサラの歴史といわれるほど、このワイナリーと地域は密接なものとなっています。
このマルサラは、シチリアで最も栽培されている白ぶどうのカタラットを100%使用した甘口の白の酒精強化ワインです。
琥珀色に輝く色彩、長く続く樽香が特徴的です。
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イタリア南部のまとめ
イタリア南部はリゾート地も多く温暖な環境を生かしたワイン作りが特徴的です。
今回で3部構成の厳選おすすめイタリアワインのシリーズは完結です!
旅気分でイタリア各地のワインを楽しむのもいいですね!
気になる一本が見つかると嬉しいです!
今後ともどうぞよろしくお願いします!!