ワイン好きなら飲んでおきたい厳選スペインワイン②
皆様こんにちは!
前回の『北部地方・大西洋地方・地中海地方』はいかがでしたか?
今回は、前回に引き続き、厳選おすすめスペインワインの第2部として『内陸部地方・南部地方・諸島』をご紹介していきます!
目次
内陸部地方
カスティーリャ・イ・レオン州
カスティーリャ・イ・レオン州は、スペインの北に位置し、西側はポルトガルに国境を接しています。
カスティーリャ・イ・レオン州からポルトガルにかけてドゥエロ川が流れ、その川沿いにワイン産地が存在します。
テンプラニーリョから生産される赤ワインやベルデホから生産される白ワインが有名な地域です。
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【赤】ティント・ペスケラ クリアンサ アレハンドロ・フェルナンデス
アレハンドロ・フェルナンデス氏は、20世紀におけるスペインワインを上質ワインへの再興を実現したスペインを代表する生産者です。
40代にしてペスケラの地にワイナリーを設立し、一代で世界的に有名なワイン生産者として名を馳せるに至りました。
アレハンドロ氏が造るテンプラニーリョ100%のペスケラは、ロバート・パーカー氏が「これぞスペインのペトリュス」と称するほどの実力があります。
有機農法やビオディナミ農法が流行る前から、アレハンドロ氏のワイン作りではこれらの農法が実践されていました。
ブラックベリーやブルーベリーなどのベリー系の味わいにスパイシーさが漂う複雑で上質な香りが特徴のミディアムボディの赤ワインです。
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マドリッド州
マドリッド州は、スペインの中央部に位置するスペインの首都マドリッドがある地域です。
D.O.はビノス・デ・マドリッドの1つのみで、ガルナッチャを使った上質なワインが生産されています。
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【赤】トレンタミル・マラヴェディエス ボデガ・マラニョネス
ボデガ・マラニョネス社は、ビノス・デ・マドリッドのナチュラル・ワインのパイオニアとして知られ、設立時より有機農法を採用し、馬や人の手によるぶどう栽培を行っています。
同社のフェルナンド氏はフランスのロワールやブルゴーニュのワインを好み、酸味とミネラルのバランスがとれた上質なワイン作りを実現しています。
トレンタミル・マラヴェディエスはガルナッチャを主体としたミディアムボディの赤ワインで、木苺の果実味に胡椒のスパイスの香りが特徴です。
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カスティーリャ・ラ・マンチャ州
カスティーリャ・ラ・マンチャ州は、スペインの中央より南に位置する、内陸の州です。
D.O.にも認定されているラ・マンチャはマドリードの南に広がる平原で、風が強い標高の高い地域です。
カスティーリャ・ラ・マンチャ州では、スペインで最大の栽培面積を持つ白ぶどうのアイレンの栽培が有名です。
テーブルワインの生産も多く、コストパフォーマンスに優れたワインとして人気の高い生産地です。
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【白】ドーニャ・テレサ ブランコ ボデガス・カンポス・レアレス
ボデガス・カンポス・レアレス社は、1950年に設立した共同組合から始まったワイナリーで、1988年に同社が設立されました。
革新的な醸造家ラファエル・カニサレス氏が手がけ、非常に手頃な価格帯のワインでありながらも評価の高いワインを作り出している生産者です。
スペインを代表する白ぶどうのアイレンを100%使用した辛口白ワインで青リンゴを思わせるフレッシュな果実味と爽やかな口当たりが特徴です。
1,000円以下で購入が可能なため、日常ワインとしてもおすすめです。
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エクストレマドゥーラ州
エクストレマドゥーラ州は、スペインの南西に位置し、州の西側はポルトガルと国境を接しています。
「エクストレマドゥーラ」の語源は、「ドゥエロ川の向こう」と言われ、以前はもう少し北側に位置していたようです。
大陸性気候を有しており、夏は暑く、冬は寒い地域です。
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【赤】トレマイヨール テンプラニーリョ クリアンサ ビーニャ・サンタ・マリーナ
ビーニャ・サンタ・マリーナ社は、1999年に代表者を除き、全て女性で立ち上げられたワイナリーです。
醸造を担当する女性醸造家のヨランダ・ピニェーロ氏は、スペインの高級ワイン「ベガ・シシリア」の元醸造長マリアーノ・ガルシア氏との親交も厚く、彼からのアドバイスを受けながらワイン作りを行っています。
トレマイヨールは、土着品種のテンプラニーリョを100%使用し、フレンチ・オークと合わせてアメリカン・オークを使用し熟成を行っています。
女性ならではのきめ細やかな管理が行われ、ルモンタージュも手作業で行われています。
香り豊かで、熟した果実味にパワフルな印象がありながらもシルキーで優しい余韻が特徴のフルボディ赤ワインです。
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南部地方
アンダルシア州
アンダルシア州は、スペインの南部に位置し、州の南西側は大西洋、南東側は地中海に面しています。
フラメンコや闘牛が有名な地で、魚介類が特産地です。ワインでは酒精強化ワインのシェリーの生産がスペイン最大の州で、原料の白ぶどうのパロミノやペドロ・ヒメネスの栽培が盛んです。
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【白】マンサニーリャ ラ・ゴヤ ボデガ・デルガド・スレタ
デルガド・スレタ社は、1744年にドン・フランコ・ヒル・レデスマしにより設立された生産者で、最も古いシェリーの生産者の一つです。
スペイン王室御用達のシェリーとして有名で、2004年のフェリペ王太子のロイヤル・ウエディングでも、このマンサニーリャのラ・ゴヤが提供されました。
パロミノ100%で生産され、7、8年熟成させた辛口のシェリーです。
胡桃やヘーゼルナッツなどのナッティのアロマが特徴で、柔らかく長い余韻が楽しめます。
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諸島
バレアレス諸島
バレアレス諸島は、スペインの東側の地中海沖合に位置し、2つの群島と小島によって成り立っています。
マヨルカ島にD.O.は2つあり、マント・ネグロやテンプラニーリョを使用した赤ワインが多く、バレアレス諸島のワイン生産の75%を赤ワインが占めています。
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【赤】ジ・アイランド・シンジケイト クワトロキロス・ビニコラ
クワトロキロス・ビニコラ社は、醸造家のフランセスク・グリマルト氏とミュージシャンのセルヒオ・カバジェーロ氏が、「ぶどう本来の力強さと個性を映し出したワイン造り」の想いでバレアレス諸島のマヨルカ島に設立されたワイナリーです。
ジ・アイランド・シンジケイトは、マヨルカ島を代表するぶどう品種のマント・ネグロを100%使用したフルボディの赤ワインで、ビオロジック農法を採用して製造されています。
オレンジの花やいちご、杏ジャムのような香りと厚みのあるボディが特徴です。
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カナリア諸島
カナリア諸島は、スペイン本土から南西方向に1,000kmほど先の大西洋沖に位置し、7つの島からなっており、大西洋のハワイともいわれています。
7つの島のうち6島でワインが生産され、10のD.O.が存在しています。
フィロキセラの侵入がないため、接木なしのぶどうが植えられていることも特徴です。
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【白】トレンサード スエルテス・デル・マルケス
スエルテス・デル・マルケスは、カナリア諸島のテネリフェ島にあるワイナリーで、スペイン国内では非常に人気の高いナチュラルワインの生産者です。
ぶどうの樹を編み込んで仕立てる「コルドン・トレサード」は世界でここだけの特徴です。
また、19世紀に流行したフィロキセラがカナリア諸島への侵入がなかったため、自根のぶどう樹がほとんどで、70〜120年の樹齢の古樹も現役で栽培されています。
ビオロジック栽培を採用し、農薬や殺虫剤を使用せず、酵母も自然発酵を行っています。
桃やパイナップルなどのフルーティな味わいに磯の香りが特徴の辛口白ワインです。
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スペイン内陸部地方・南部地方・諸島のまとめ
スペインワインの旅はいかがでしたでしょうか?
スティルワインの他に、アンダルシアのシェリーやカタルーニャのカヴァなどもあったりするのでとても見どころが多いですね!
自然派ワインの生産者も多く見られた印象です。
気になる一本が見つかると嬉しいです!
今後もどうぞよろしくお願いします!!