【ユーハイム】フルーティで大人の味のシュトーレン【クリスマス】
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年末が近づいてきてデパートを歩くとクリスマスとお正月が一緒になった空間を楽しめますね。
洋菓子売り場ではクリスマスケーキの予約が始まり、お歳暮のお菓子などが並んでいますが、クリスマス時期になるとシュトーレンも販売されています。
普段はバウムクーヘンで有名なユーハイムにこのシュトーレンが出てきたので美味しくいただきました。
目次
ユーハイムとは
ユーハイムとは、カール・ユーハイムというドイツ出身の菓子職人の名前に由来しています。
カール・ユーハイムは、世界が激動の時代に生き、日本にゆかりのある人物でした。
そもそも、カール・ユーハイムは、1909年に当時ドイツの租借地であった中国の青島で自身の店を経営していました。その後、第一次世界大戦で日本軍に青島が占領され、カール・ユーハイムは日本に強制連行されました。
広島の収容所に入れられたカール・ユーハイムは、広島県物産陳列館(現:原爆ドーム)で行われた展覧会でバウムクーヘンを出品しました。このバウムクーヘンが日本で初めて焼かれたバウムクーヘンとなりました。
解放されたカール・ユーハイムは、横浜に店を開き、神戸にユーハイム本店を開設しました。
その後、1923年に関東大震災が、1939年から第二次世界大戦が起こり、激動の時代を生き抜いたカール・ユーハイムでしたが、第二次世界大戦終戦間近に亡くなったようです。
その後も、カール・ユーハイムの魂を引き継いだ職人たちが「ユーハイム」を再開させたとのことです。
ユーハイムのシュトーレン
バウムクーヘンが有名なユーハイムにも、クリスマスの時期にはシュトーレンが販売されています。
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クリスマス柄のおしゃれな箱に入れられていて、シュトーレンを持つととてもずっしりとした感じがあります。
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シュトーレンを切るとレーズンやクルミ、マジパンがつまっており、フルーティな香りが漂ってきます。
しっとりとした食感に、洋酒の聞いたレーズンやオレンジピールの甘みがあり、上品な大人の味わいです。
洋酒の効きが他の洋菓子と比べて強いため、寒い冬の日には紅茶を飲みながらユーハイムのシュトーレンを食べて身も心もポカポカになりましょう!
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