ノルマンディー地方最古のチーズ ポン・レヴェック
ポン・レヴェックは、12〜13世紀頃に修道院で生産が始まったといわれ、ノルマンディー地方のチーズでは最古のチーズと呼ばれています。
ノルマンディー地方のチーズといえばカマンベールが有名ですが、地元ではこのポン・レヴェックも人気のあるチーズです。
目次
チーズの詳細
- 名称:ポン・レヴェック(Pont-Évêque)
- 産地:フランス・ノルマンディー地方
- 種類:ウォッシュ
- 原料:牛
ポン・レヴェックとは
ポン・レヴェックの名前の由来は、フランスの西部ノルマンディー地方のポン・レヴェック村で作られていることからきています。
味もマイルドで香りも強くないチーズなので、ウォッシュ系のチーズとは思えない味わいです。
第二次世界大戦を機に変化を遂げたチーズで、以前は表皮は硬く、香りも味も強い個性的なチーズでしたが、大戦後は現在のようなマイルドな味わいのタイプへ変化しました。
ポン・レヴェックの味わい
ポン・レヴェックはウォッシュ系のチーズですが、いわゆるウォッシュ系独特の香りやくさみもなく、チーズ初心者の方にも受け入れやすいチーズかと思います。
切り口を見ると、綺麗な乳白色が映え、一見するとカマンベールチーズにも見えます。
表皮は薄い麦わら色で、熟成の時に使用するスノコの跡が縦横に付いています。
食感はモチっとした弾力があり、しっかりとミルクのコクとほのかな木の実の香りが口の中に広がります。
味がしっかりとしているので、ビールやシードルなどと合わせても美味しく召し上がれます。
いつものチーズに飽きた際に、変わり種としていかがでしょうか。